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アニメ『ARIA』素敵エピソード10選

アニメ

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その 素敵なエピソードを…

 

今年2015年はテレビアニメ『ARIA』第1期放送から10周年です。それを記念して完全新作アニメーション『ARIA The AVVENIRE』が制作され、9月26日にはイベント上映されるそうです。

原作・アニメ共に好きな作品ですが最近バンダイチャンネルで1期から見直してやっぱりいいなと。

そこで2005年の第1期「ARIA The ANIMATION」、2006年の第2期「The NATURAL」、2008年の第3期「The ORIGINATION」全3期52話の中から特に好きなエピソード10話を選んでみました。各話感想も書きましたが正直クドい(全体で約6000字弱)気がするので各話タイトルだけ見て、あとは現在ニコニコ生放送で一挙生放送が行われていたりするので気になる人はこの機会にそちらをぜひに。

その オレンジの日々を…

第1期『ARIA The ANIMATION』11話
脚本:藤咲あゆな 絵コンテ:佐藤順一 演出:竹下健一、筑紫大介 作画監督:日下岳史、音地正行

全話通して1、2を争うぐらい好き。

ARIAカンパニーに集まったアリシア、晃、アテナの3人。『水の三大妖精』と呼ばれる3人の新人のころのお話。

回想回ですがその回想がまたいい……。アテナさんのボケっぷりほんと好き。からの、カンツォーネ(舟謳)は最高。しかしもっといいのは最後。いつまでも3人で練習できると思っていた、というアテナにアリスが今の灯里と藍華たちの関係を重ねる。いつかは自分たちも一緒に練習できなくなるときが来る。

でも。今も満更じゃない、かわいい後輩もできたしと言うアテナ。「あの頃は楽しかったじゃなくて、あの頃も楽しかっただな」という晃。

いつまでもこのままではいられない。藍華、アリスとの帰り道。アリシアたちの話を気にする灯里。「大丈夫よ。私たちは明日も会えるんだからね」と藍華は言う。藍華、アリスを見送り後ろから「また明日ねー!」と後ろから手を振り、大きな声で叫ぶ灯里。もうその全てがいい……。

その 鏡にうつる笑顔は…

第2期『ARIA The NATURAL』6話
脚本:竹下健一、布施木一喜 絵コンテ:竹下健一 演出:筑紫大介 作画監督:渡辺章、高橋直樹

アリス回。同時にアテナさんの先輩っぷりがほんといいエピソードでもある。

若くしてにスカウトされた天才少女アリス。同期からは羨望のまなざしで見られているもののアリスにはそれが敵意にしか映っていない。いつも先輩のアテナや灯里と藍華仲良くしている理由は一緒にいて気づかれしないから。みんな自分を嫌っている、そう思っているアリスを諭すアテナ。「鏡が自分の姿を映すように、人もまた自分の心を映すのよ」「笑ってごらん。きっと笑い返してくれるわ」

翌日人が変わったような笑顔のアリス。一度は欠席すると決めていた同期同士のパーティに出席することも決めたアリスの成長がほんといい……。アテナとアリスの組み合わせは好きすぎる……。

その ゴンドラとの別れは…

第2期『ARIA The NATURAL』16話
脚本:吉田玲子 絵コンテ:佐藤順一 演出:いとがしんたろー、内田信吾 作画監督:岩崎優、佐藤天昭

灯里のゴンドラが古くなり買い換えることになる。愛着のあるゴンドラとの別れ。灯里はアリシアの勧めで一日使ってゴンドラと共に思い出の場所を巡ることに。

1つ、また1つと思い出の場所を巡り、そして出会った人たちと一緒に思い出を写真に収めていく。アニメを見ている自分はアニメを見てその思い出を(勝手に)共有しているからか、最後の最後、ゴンドラとの別れを惜しむ灯里の姿に思わず涙腺が緩む。

その 新しい自分に…

第2期『ARIA The NATURAL』18話
脚本:藤咲あゆな 絵コンテ:大森貴弘 演出:安藤健 作画監督:松岡謙治、中野彰子

藍華回。藍華というか、晃回でもある。ARIAの先輩と後輩のエピソードはほんといい……。加えて。アニメで「髪」が絡むエピソード好きなんですよね。フルメタルパニック3期で宗介の髪を千鳥が切ってあげたところとかほんとグッと来る……。

願掛けのために髪を伸ばしている藍華。しかしその髪がバーベキューの最中に燃えてしまう。あこがれのアリシアさんみたいなウンディーネになりたくて、その長い髪にあこがれて願掛けしていた藍華。しかしそれは無理だとハッキリ言う晃。お前はアリシアにはなれない。大ッ嫌いと飛び出す藍華の行く手を塞ぎ、「お前はお前にしかなれないんだ」「他の誰も真似できない、ネオヴェネツィア史上最高のウンディーネになればいいんだよ!」という晃。

そして翌日。改めてバーベキューをやり直すことになり、その場へ新しい髪形でやってくる藍華。新たな自分へと変われた藍華、そして厳しくも藍華のことを考えて行動する晃。両者ほんと好きすぎる……。

その 銀河鉄道の夜に…

第2期『ARIA The NATURAL』21話
脚本:吉田玲子 絵コンテ:名取孝浩 演出:名取孝浩 作画監督:塩川貴史、羽生貴之

ネオヴェネチア七不思議の1つ、夜空を駆ける銀河鉄道のチケットが灯里の元に届き、指定の場所へ向かうとそこにはネオヴェネチアの守り神ケット・シーがいて……。

灯里の不思議体験回の中でも特に好きなのがこの回。何がいいってケット・シーが灯里のことを撫で回すところがいい……。そして抱擁。ほわーっ……。まんざらでもない、というかドキドキでいっぱいの灯里。このあたりのシーンは見てるとおかしくなっちゃいますね……。言葉にならないけどほんといい……。ありがとうケット・シー……。

その おもいでのクローバーは…

第3期『ARIA The ORIGINATION』5話
脚本:浦畑達彦 絵コンテ:玉川達文 演出:玉川達文 作画監督: 星野真澄、上田幸一郎、藤本さとる

原作で泣き、アニメでも泣き、書きながら思い出して泣く。うりゅりゅりゅ~って泣く。何年経っても泣く。ARIAの先輩と後輩のエピソードはほんといい……って書きましたが、中でも一番好きなエピソードですねこれが。そしてARIAで一番好きなエピソードでもある。

水の三大妖精の中でプリマへの昇格が一番遅かった晃。その頃に3人で撮った写真には晃だけがシングルで映っている。2人の前では明るく振舞うも自分にはプリマになる才能がないのではないかと思い悩む。アリシア、アテナの2人には才能がある。でも自分には……?

プリマになれる特別な人間となれない普通の人間。私は一体どうしたらいいんだと悩む晃は花壇で四葉のクローバーを探し始める。しかし見つからない。そこへ一人の少女がやってきて「あきらめれば?ないものはないんだからしょうがないよ」と晃に言う。その言葉に落ち込む晃。

しかし。その少女は三つ葉のクローバーにバラの花びらを付け加えて晃に差し出す。「ないものは付け足せばいいんだよ。この真っ赤な花びらがお姉ちゃんのハートだよ」という少女。

「もし天より付与された才能を持つことを天才というなら。あの2人のライバルが天才ならば…私は努力に秀でた才能を持てばいい。そう……秀才になればいいんだって」

吹っ切れた晃。そのきっかけを与えた少女こそ幼いころの藍華なんですが、当の本人はすっかり忘れてしまっていたり。晃にとって今の自分があるのは藍華のおかげでもあり、2人の関係がただの先輩後輩ではない特別なものなんだな……ということがわかるほんといいエピソードなんですよ……。

この話に限らず3期はいい話が多すぎる。多すぎるので10選のうち半分が3期からになってしまったの申し訳なさある。あと好きとかほんといい……と言いまくってますが、よくないことがないからしかたないね……。

■その ゆるやかな時の中に…

第3期『ARIA The ORIGINATION』7話
脚本:竹下健一 絵コンテ:竹下健一 演出:奥野耕太 作画監督:山﨑秀樹、谷川亮介

そしてまた泣く。涙腺がうりゅうりゅすぎて申し訳ない。

ARIAカンパニーを設立したグランドマザーのお話。現役当時、トップウンディーネで水の大妖精と呼ばれていたグランマ。その多忙さから充実はしていたもののどこかさみしさのようなものを感じていた。

ある日グランマは一匹の猫と出会う。青い瞳をした猫は雨の日も風の日も毎日同じ場所にいた。何を見つめているの?何を待っているの?一緒に雨の降る夜を明かし、朝日を見つめたその場所にグランマはアリアカンパニーを設立する。アリアと名づけたその猫の青い瞳に映る世界を私も見て見たいと思ったから、これが全てのはじまり。

こういうエピソードに極端に弱い。というか弱さしかないんだ本当は……。ARIAは自分の弱点へとスッと入り込んできちゃう。それは時間や歳を重ねて自分が変わってしまっていても変わらない素敵を素敵だと思える自分のこの記憶だけは変わらず心に残っているからなんだと思いますね……。

■その オレンジの風につつまれて…

第3期『ARIA The ORIGINATION』9話
脚本:浦畑達彦 絵コンテ:名取孝浩 演出:名取孝浩 作画監督:森田史

アリスプリマ昇格回。

ミドルスクールを卒業したアリス。アテナはアリスをピクニックに誘う。徐々にオレンジ色に染まっていく世界。目的地に辿りつくとそこには灯里や藍華、そして会社の社長やゴンドラ協会の人といった面々が。そしてアテナはアリスにカンツォーネをリクエストする。水の三大妖精『セイレーン(天上の謳声)』と呼ばれるアテナの一番弟子なんですといって謳うアリス。

謳い終わってアテナはアリスの手袋を1枚外す。そしてもう1枚。ウンディーネ初の飛び級での合格。与えられた通り名は黄昏の姫君(オレンジプリンセス)』今日からあなたはプリマウンディーネです!というアテナ。わかった。ARIAがなぜそこまで涙腺をうりゅうりゅにさせてくるのか。もうねこの世界の全ていとおしくてたまらないんですよ……。そしてアリス。初登場時から随分と成長してまあ……ほんと……冒頭で制服のボタンを下級生にあげるところとかほんといいシーンなんですよ……。ありがとう……ARIAありがとう……。

■その 蒼い海と風の中で…

第3期『ARIA The ORIGINATION』12話
脚本:吉田玲子 絵コンテ:佐藤順一 演出:筑紫大介 作画監督:谷川亮介、藤本さとる

泣く。

「ごめん灯里。私ももう一緒に合同練習できない……」と泣きながら伝える藍華。泣いた。そして笑顔で祝福する灯里でもう一度泣いた。そして晃さんの涙でつられてまた涙が。目が乾くヒマがない。だが本当に涙腺がうりゅうりゅになるのはこれからだった……。

アリスにつづき藍華もプリマに昇格し最後に残った灯里。藍華が昇格したことをアリシアに話すと翌日昇格試験をすると告げられる。灯里のプリマ昇格回。

その日は朝から雨。アリシアが決めた日だからと雨が上がるのを待つ灯里。そして午後から試験開始。今まで灯里が出会ってきた人たちに見守られながらの試験。最後の難関を抜けるとオレンジ色に染まる海へ。

「ここから先の行き先は灯里ちゃんが決めるの」というアリシア。それに「ARIAカンパニーのようなプリマ」になりたいと応える灯里。アリシアは灯里の手袋を外し「あなたに出会えて本当によかった。ありがとう……私のアクアマリン……遥かなる蒼……」と通り名を告げ灯里は無事プリマへ昇格する。

あーダメダメ、ダメですこれ。思い出しながら書いてても頭にシーンが浮かんできて……もううりゅうりゅですよ。でも本当ここまでの積み重ねがあっての、ですから。出会えて本当によかった……ありがとう……私のARIA……。

■その 新しいはじまりに…

第3期『ARIA The ORIGINATION』13話(最終話)
脚本:吉田玲子 絵コンテ:佐藤順一 演出:名取孝浩 作画監督:山﨑秀樹

ありがとう……。

ありがとう……。

ありがとう……。

もう感想でもなんでもないなこれ。最終話。アリシアは寿退社、ゴンドラ協会の理事に就任する。藍華とアリスに心配される灯里。でも何も心配はないという灯里。そんなはずないよね……。このアニメ、本当にいい笑顔を描くからちょっとでも、ん?今なんかおかしかったよね?っていう違和感すぐわかっちゃうんだ……。

一人ARIAカンパニーで仕事をこなす灯里。アリシアさん、と仕事でわからないことがあって声をかける灯里。でもアリシアさんはもう……。そこへ入ってくるアリシア。灯里が振り返る。その目には涙が。あふれ出す感情をそのままアリシアに伝える灯里。行ってほしくない。引退してほしくない。そしてアリシアもまた自分の気持ちを伝える。灯里ちゃんと一緒にいられる時間を失うのが怖くて。全て私のわがまま。本当にごめんなさい……。お互いの感情を伝え合った2人。涙は消え、笑顔でアリシアを送り出す灯里。その素敵な未来へ……。そして灯里自身もまた素敵な未来へと歩んでいく……。

後半はアリシアさんの引退セレモニー。もうね、全てが素晴らしい。泣いた。この回を見るために1話から全話見直すんだ……。ありがとう……本当にありがとう……。この世界に出会えたことの全てを感謝したい。きっとこのアニメに出会えたことも奇跡の1つなんだ……。

泣いた泣いたと書いてありますがそこまで普段は泣かないんですけど、こう自然と、スゥーっと涙がこぼれてきちゃうんだよねこれがまた……。感想においてそこまで感動を推すつもりはなく、でも泣いたなら泣いたと正直に書いておくか……と思って書きはじめたら思った以上に泣いてて自分でも正直ちょっと引きました。

他にも素敵エピソードはあります。その全てが素晴らしいんですが選ぶとしたらこの辺りかなと。他にも藍華とアルが出てくるエピソード(2期3話「その 流星群の夜に…」3期10話 「その お月見の夜のときめきは…」)もほんと好き。不思議エピソードで言えば2期7話「その 猫たちの王国へ…」も好き。他にも2期15話「その 広い輪っかの中で…」、上で上げた16話の続き17話「その 雨降る夜が明ければ…」も好き。2期は全26話なのでボリュームがあっていいよね……。3期は終わっちゃうんだな……っていう感じがしてどうもしんみりしてしまいますが4話「その 明日を目指すものたちは…」で灯里が他の水先案内店から集まったウンディーネといっしょにお仕事をする回や、6話「その 素敵な課外授業に…」のアリスとアリシアという組み合わせの回もグッド。大変いいです。上げ続けるとキリがないのでこのあたりにして、一挙放送と新作を楽しみにしたいと思います。

最後に。正直10年経ってまた新作が見れるとは思いませんでした。でもそんな奇跡のような出会いがおこるこの世界もなかなか素敵に満ち溢れているんだなと思ったり。

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